

中古車全体からすれば、新古車流通量は圧倒的に少ない。集中的に探すならば、新車を販売するようなとディーラー系列の中古車拠点をまわる方法が確率が高い。また新古車のメリットとして、購入時の法定費用が安く済むことが挙げられる。内容が新車同様でも登録上はあくまで中古車になるので、重量税などは不要になる。車両価格やコンディションの面だけではなく、諸費用まで考えると、新古車のメリットはさらに広がるのだ。
輸入車は、国産車のように頻繁にモデルチェンジを行なわない。国産車が3〜4年でフルチェンジをするのに比べ、輸入車は8〜10年という長いサイクルで同じモデルを作り続けるのである。しかし、輸入車がこの間に何も変更を受けていないのかというと、そんなことは決してない。変わらないのは外観だけで、実際には毎年あるいは数ヶ月ごとに、細かな部分を少しずつ改良して出荷されている。メルセデスベンツのように、新エンジンへの換装をモデルごとに進めて、数年かけて置き換えるようなマイナーチェンジの方法もある。カタログ上に表われるような変更点は結構大掛かりなものであるが、カタログには表われないような変更まで含めると、ほぼ毎年のように細部が変更されているといっても過言ではない。だから初期型と最終型とを乗り比べると、外観は同じであっても、フィーリングがまったく異なっていて驚くことがあるほどだ。このモデルチェンジーサイクルの長さは、ユーザーに対しても様々なメリットを与えている。少々古い年式であっても、ユーザーは現行モデルに乗っていられるし、すぐに陳腐化しないから、リセールバリューも高い。
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これを見れば、ユーザーから入荷した下取り車は、業者間で売買する間に約30万円のマージンが発生し、さらに仕入れたクルマをユーザーに販売することにより100万円の儲けが出る計算になるといった原価をベースとした価格の流れが分かるのだ。とはいっても、単純に業販で手に入れたクルマをそのまま販売することはほとんどなく、ボディのキズの補修や点検整備を行ってから販売しているのが普通だ。だから、すべてが儲けというワケではないが、なかには何も整備せずに販売する業者もいるということを知っておく必要はある。ちなみに、レッドブックなどの相場価格本に載っているクルマは、正規輪入されたディーラー車のデータが基準になる。ディーラー車と同じ車種の並行輸入車の場合は、記載されている相場価格よりも大きく下回ることがある。また、新車並行車、中古並行車などのなかで並行輸入にだけ存在するようなクルマは掲載されていない。さらに記載されている価格自体も、基本的にフル装備で年式相応のコンディションであることが基準になっているので、スライディングルーフ、本革シートなどのオプション装備があれば相場価格を上回ることがあるし、逆に走行距離の多い多走行車になると、相場価格を大幅に下回ることがある。したがって、この相場価格はディーラーの認定中古車並みの程度良好車、いわゆる相場の上限に近い価格だと思ったほうがいいようだ。